神経を取った歯の寿命
2011. 4.30
歯冠部を作っているエナメル質と象牙質は歯髄(神経)から栄養をもらっています。
そして原則的に神経を取り除く処置を施した歯は被せることになります。残っている歯の分量の多いときには、部分的につめることもあります。


しかし、修復しても神経をとった歯は栄養素が断たれていますので、すぐにではありませんが年数がたつに従って徐々にもろくなっていきますので、修復後の歯の破折といったリスクをまねきます。また、神経は歯の中でさまざまな形をしているので、すべて除去するという処置には限りがあります。そのため、神経をとった歯がその後トラブルを生ずるといったリスクもあります。

有髄歯(健全歯)に比べ、無髄歯(神経をとった歯)の寿命が短くなるのはそういった理由によるものです。だから歯科医は深く進行したむし歯でもなんとか神経を残そうと、努力をします。早期発見・早期治療の大切さはもちろんですが、日ごろからの予防・定期検診が何より重要になります。