頚椎と顎のズレについて
2011. 6.30
人間の体は均整のとれた正しい姿勢の時、正常な機能を発揮するように出来ています。それが歯の噛み合わせで、阻害される事もあるのです。もともと四つんばいの四足獣から進化した人間の体は、直立することで、きわどいバランスの上に成り立っています。
例えば脊柱には、平均6kgもある重い頭部が乗っかっています。この頭部と背骨を連結しているのは頚椎で、歯の噛み合わせと極めて密接な関係があります。
7個の椎骨から出来ている頚椎は、体全体の機能に関係する自律神経や脳に栄養を送る血管が通っています。このため、噛み合わせがズレると頚椎の特に第2頚椎が一緒にズレやすく、これらの神経や血管に悪影響が起こり、自律神経失調症や高血圧などを誘発する事になります。また頚椎がズレて、頭部が不安定になりますと脊柱のどこかでバランスを保とうとし、さらに脊柱がゆがんで、体の臓器や組織の動きをつかさどる脊髄神経に悪影響が起こり、歯とはまるで関係のない様に思える全身の臓器にまで影響が及ぶ事があります。
しかし、これらの病気が100%歯の噛み合わせの悪さから起ると言う訳ではありません。例えば個人の体質やストレスの度合い、年齢などによって症状は変わってきます。ストレスに強い人は、噛み合わせが悪くても咬合病にはなりにくいようです。しかしきちんと治しておくにこした事はありません。