咬み合わせが低くなるとどうなる?
2012. 5.31
虫歯や歯周病が原因で歯の喪失や歯の移動がおこり、咬み合わせが低くなったり、歯ぎしりや咬耗によって歯が削れて短くなったり、歯が萌出する時期に運動不足や柔らかいものを主食とする生活により、歯が歯茎から充分に延びてこないため、咬み合わせが低い状態がおこります。また上記の原因で左右の臼歯部の高径が違うために、下顎がずれていることも片側性に咬み合わせが低いという事になります。咬み合わせが低くなると下顎が後退し、関節がずれてきます。関節がずれると軟骨がシワになって擦れ、ポキポキ音が鳴り出します。これを顎関節症といいます。これは関節部の痛みをはじめ、耳鳴り、頭痛、肩こり、腰痛などの症状をきたします。
この咬み合わせが低い状態は今日まで病気とは考えられていませんでした。しかしこのような人は、食事中などに上下の歯をかみ合わせる時に正常な咬み合わせの場合より下顎がさらに深く強い力で咬み込む必要が生じ、その結果、頭を静止させるために頭から肩に伸びている筋肉にかなりの過大な内力がかかってしまいます。そしてその内力が頚椎を圧縮してしまうのです。こういった状態が長引くと頚椎の間から出る神経を圧迫し、首の痛み、腰痛、手足のしびれや運動障害を招きます。他にも人によっていろいろな症状が発現する可能性があります。よって咬み合わせが低いと診断された場合は、できるだけ早期に治療を開始して下さい。