総義歯で咀嚼時に注意すること
2015. 4.30
          

総義歯の外観は、天然歯列に似ていますが、機能的には、床を介しての粘膜支持ですので、最初から硬い食品や粘着性のあるもの、大きい塊りの食品などは避ける必要があります。私達が通常食べている食品は、数キログラム以下の力でつぶせますので、フランスパンや、たこ、いか、あわびなどに代表されるような、弾力のある「噛んでも噛んでもなかなか噛み切れない」ものは別として、義歯で十分に咬むことができます。でも粘着性のある食物では、咬むことはできても義歯がはずれることがあるので、水分と一緒にとって食べるほうが良いでしょう。また、食品の大きさも大切です。大きい食品は小さくしたり薄くしたり工夫して食べて下さい。また、義歯の前歯は見た目の回復と発音のためにあるもので、基本的に噛み切るという動作をするためにあるのではないとお考え頂き、前歯で噛み切ることは避け、全ての食べ物はあらかじめ小さくお口に入る大きさにして、できるだけ奥歯の方で食べるように心がけて下さい。義歯に慣れるにしたがって、どんな食品をどんな大きさのものを、またどの部分で咀嚼できるかは、自然と体得することができますので、あせらずにゆっくりと練習しましょう。