骨隆起とは?
2013. 0. 0
骨隆起とは?
非腫瘍性の骨質の過剰増殖のこと。下顎隆起、口蓋隆起、多発性外骨症に分類されます。
男性より女性に多く見られ、経年的にゆっくりと増殖していきますから、若年者にはほとんど認められることは無く、40歳以降に現れてくるといわれます。
自覚症状が少ないため、歯科を受診したときに指摘される、または、歯ブラシや食べ物、入れ歯等の刺激による傷害で自覚することが多いようです。
 
骨隆起の原因は明らかにされていませんが、炎症性刺激やブラキシズム(歯ぎしり)などの咬合による顎骨への力学的刺激により骨が反応して増殖したものと考えられます。
その他の要因として人種、または、遺伝子的要因も関与しているともいわれています。
骨隆起は生活に支障がなければ処置を必要としない疾患ですが、義歯による褥瘡性潰瘍ができるとか、構音傷害や食べ物による接触痛、審美的傷害がある場合には外科的切除が行われます。

 上記で述べた通り、骨隆起はブラキシズム(歯ぎしり)との関連も指摘されています。
対処としては咬合習癖や生活習慣を意識的に改めて、正しい生活行動に変容する事と、スプリント療法(ナイトガード)が考えられます。


咬合習癖を改めるために・・・

{日中}
・口唇を閉じて歯が接触しないことが正常という事を理解する。
・咬み合っている場合は、歯を離すように意識する。
・小さめのメモに「歯を離してリラックス」と書いて、5分以上動かずにいる場所に張る。
・時々、ゆっくり開口して、顎周りの筋肉を伸ばす、軽くマッサージする。
・肩や首の筋肉のストレッチをする。

{就寝時}
・就寝前にパソコンの作業を控える。
・枕が高いと噛みしめやすくなるので、低くするか使用しない。
・布団に入ったら何も考えず、リラックスする。

{食事}
・骨隆起のある人は硬性食品の嗜好があるので注意する。
・普通の硬さの食品を強い力で噛まないように。

まとめ
骨隆起は生活に支障がなければ問題ない疾患ですが、ブラキシズムなどの咬合力が原因であれば対処が必要です。ブラキシズムが原因として他にも歯の咬耗や破折、知覚過敏、顎関節の障害などがありますから、日頃から自分の咬合習癖を見直してみるとよいでしょう。