即時インプラント(immediate implant)
2004. 4.20
インプラントを歯の抜歯と同時に抜歯窩に即時埋入することをいいます。インプラントを埋入する場合は、抜歯部位の骨の完全な治癒を待った後に行われるのが一般的です。
近年、抜歯と同時に抜歯部位へのインプラントを埋入した場合でも、インプラント周囲に骨が再生されて、一般的な場合と同等の結果が得られることの報告がみられるようになりました。
しかし、即時インプラントは一定の条件下でのみ行える術式でありすべてのケースで適応されるものではありません。つまり細菌がまだ骨の中に残っているような場合は骨の治癒を数ヶ月待ってインプラントを埋入した方がより安心です。また最近は即時インプラントだけでなく、さらに即時加重(immediate loading:埋入後即時加重=埋入後すぐに冠を入れて噛ませること)を行った場合でもよい結果が得られたとの報告もあります。しかしこの方法も一定の条件がそろった場合にのみ適応されるもので、全てのケースでこの治療法を行うのは大きなリスクをともなうことになります。骨折をした場合にギブスで固定してしっかり骨がくっついてから動かすことが可能となるように、インプラントの場合も理想的にはインプラント埋入後しばらく待って、しっかり骨とインプラントがくっついてから冠を入れて噛ませる方がより確実で安全だと思われます。