虫歯菌で脳出血リスク4倍
2011.10.27
代表的な虫歯の原因菌は「ストレプトコッカス・ミュータンス」です。
 口の中で虫歯の原因となる「ミュータンス菌」の一種が脳出血のリスクを約4倍に高めることを大阪大や浜松医科大、横浜市立大などのチームが突き止め、9月の英科学誌ネイチャーコミュニケーションズ電子版に掲載されました。脳出血の新たな危険因子とみられ、予防や治療薬の開発につながる成果です。
 ミュータンス菌は日本人の60〜70%が保菌しています。ミュータンス菌のうち「コラーゲン結合タンパク質」を持っている特定の菌に着目し、このタイプの菌は日本人の約8%が持ち、脳出血の患者では約30%が保菌していたので、発症リスクは約4倍になるようです。菌は口移しなどで母子感染する恐れもあるので、普段からお口のケアをしっかりしましょう。特に小児の2歳〜4歳のころ歯の表面の細菌のバランスが決まるので、家族でお口をきれいにしましょう。
 健康な人が保菌していても問題ないが、高血圧やストレス、老化、喫煙などで血管が弱ると脳出血を起こしやすくなるので、生活習慣に気をつけましょう。