インプラント術前診査
2004.11.30
インプラント術前診査

インプラント治療に適した症状か、またどのように治療を進めていき、かつ安全に治療を行なうために術前診査は必要不可欠なものです。また、インプラントの治療説明だけではなく患者さん自身の現在のお口の状態についても十分に話し合い、理解を深めておきます。

診査項目
レントゲン検査
 歯肉の下にある骨の状態は外からでは正確にわかりません。外から見て歯肉が盛り上がっていても実際には骨は薄いということもあります。レントゲンはパノラマX線写真という口の中全体を1枚の写真として撮影できる機械を使います。パノラマX線写真からは上下顎の全体像が把握でき、病変の有無、残存歯ならび顎骨の状態、下顎管、オトガイ孔の位置、上顎洞の状態、上顎洞底、鼻腔底の位置等が診査されます。



CT検査
 3DXマルチイメージマイクロCTを使用。超低被曝で高い高精度3次元画像が1回の撮影で得られます(180°の場合はデンタルX線で2枚程度の照射線量)。3DXによる診査を行なえば、骨の形態、幅、下顎管までの距離、オトガイ孔の走行、対合歯と骨との関係、抜歯窩の治癒状態、最終的なインプラントの埋入部位などの診断が行なえます。


































口腔内所見
正面、咬合、側面からの外観写真の撮影



口腔内模型の作製 
  口腔内の形態を正確に把握することがインプラント治療には重要です。石膏で患者さんの口をかたどった模型(スタディモデル)からは歯列と顎堤の状態、咬合状態および上下顎の対向関係、距離関係などを診査します。

X線診断用テンプレートの作製
プレートを透明レジンで作り金属のマーカーを立てインプラントの埋入位置、方向や角度の確認を行ないます。これにより埋入するインプラントの長さや太さを決定していきます。


術前診査表の作製
残存歯やインプラント埋入部に隣接した歯に対する診査
欠損部軟組織の診査
咬合・下顎運動の診査
欠損部顎堤および顎骨の診査
異常習癖の検査
内科的診査(血圧、酸素飽和度の測定。全身疾患の有無の確認)など