歯の連結固定の目的とその方法について
2013.12.30
外傷や歯周病により病的動揺をしている歯を、隣在歯と複数連結することで固定し、機能圧を分散させ、その負担を軽減すると共に固定することにより動揺を止め、歯周組織の安静を図り機能回復させることを目的とします。
歯の連結固定法は、その目的や固定期間などによって大きく暫間固定と永久固定に分けられます。
暫間固定というのは、可撤性(撤去可能)の装置により一時的に連結固定する方法であり、最終的には除去することを前提とした固定をいいます。つまり、暫間固定はあくまでも治療用の固定であり歯周病では通常この固定を使うことになります。

@DBS(ダイレクト・ボンディング・システム)
接着のレンジを用いて歯と歯を直接くっつける方法ですが、基本的に歯には力がかかるわけで、これだけではあまり長期の固定にはむきません。

A結紮固定
連結固定する歯同士を結紮用ワイヤーなどで繋いでゆく方法で、簡単な暫間固定法としてはこの結紮法とDBSを併用する場合が多くなります。

Bテンポラリー・クラウンやブリッジにて一時的に固定する方法
テンポラリーというのは一時的にとか暫間的にという意味で、最終的なクラウン・ブリッジができるまでの仮歯のことですが、これによって暫間固定する場合もあります。

永久固定というのは連結されたクラウンかブリッジなどを装着することで行いますが、これは部分入れ歯のバネがかかる歯に対して行うなど、主に補強を目的として行われる場合と、歯周病によりその歯の骨植状態に不安のある場合、或いは歯の移動を阻止するために使われる場合などがあります。