メインテナンス時に起こりうるトラブル
2012. 6.26
メインテナンス時に起こりうるトラブル

○ 歯根破折
かなり以前に歯の神経をとった歯や歯根部に歯質が薄い歯、残存歯の位置関係によりやむを得ない咬合の負担過重がある歯、食いしばりや歯ぎしりのある患者さんには特に注意が必要。歯根破折はメインテナンスをしっかりされていても防ぎきれないことが多く、歯周病、むし歯の次に多い抜歯原因として挙げられる。

対処としては食いしばりや歯ぎしりがあればマウスピースを使用したり、咬合に問題があれば咬合調整を行ってもらう。また、無理に固いものを噛んだりしないよう注意してもらう。

○ 根面う蝕
 加齢や歯周病によって歯根面が露出している場合、口腔内のPHの違いや唾液量の減少等によって歯根面にう蝕ができてしまう可能性がある。
対処として歯根面はう蝕リスクが高いことを再度認識してもらい、プラークコントロールの徹底と食生活の管理やフッ化物の使用を行う。

○ 歯周病の進行(急性の炎症)
 深い歯周ポケットが存在しているがメインテナンス(SPT)でフォローしている場合に免疫力が落ちたときなど起こりやすい。対処として、短い間隔でのメインテナンスに来てもらうことで急性炎症の頻度は少なる

○ 咬合のトラブル
 歯の動揺度の増加、過度の咬耗、歯列の変化など
対処として悪習慣の改善や定期的な咬合調整などを行い、経過を見ていくことが必要となる。