咬合力(咬む力)について
2014. 1.28
上下の歯、あるいは、かぶせ物、入れ歯、ブリッジなどの補綴物が咬み合うことを、咬合といいます。咬合に問題が発生すると、物を噛む咀嚼と言われる機能が低下したり、顎関節症などの機能障害が起こることがあります。
咬合力は性差、年齢差、個人差があります。一般的に年齢とともに減少する傾向があります。そして、噛む力は1歯ごとに違っています。成人男子の場合、前歯で15s、犬歯(糸切り歯)で25s、小臼歯で40〜50s、大臼歯では、60s程度とされ、後方の歯の方が咬合力は大きくなります。
例えば、歯が全然なく、総義歯(総入れ歯)を入れている人は、歯がしっかりある人に比べて咬合力が弱く、臼歯部において、男性では8〜12s、女性では5〜9s程度であるといわれています。
この値は、天然歯の臼歯部の1/5〜1/7程度なので、総義歯を入れている人は、健常な人に比べて、咀嚼力が劣り、食べることの出来る食品が制限され、食事に時間がかかることがあります。
なんでもおいしく、制限されることなく食事をとるためには、自分の歯で食べることが大事です。
定期的に歯科を受診して、歯が悪くならないよう気を付けていきましょう。
     各歯の咬合力負担能力(単位はs)