義歯の取り扱いについて
2003.12.20
義歯は高分子化合物のレジンと呼ぶプラスチックが使われています。この物質には僅かですが吸水性があるので、表面から臭いの元となる物質が入るのです。臭いの原因となる物質は、義歯に付着した食物残渣が口の中の細菌によって腐敗して悪臭が生じるので、食後には義歯を流水下で義歯専用の歯ブラシで洗い、また義歯洗浄剤を時々使用して原因を除くことが大切です。

洗浄剤および専用歯ブラシ
原則的に義歯は夜間の就眠時は外したほうが良いと指導しています。義歯を使って食事をすると、義歯の下の歯ぐきは噛む力を受けるので圧迫されます。顎の粘膜を休ませるためには義歯を外すほうが良いのです。義歯を清潔に保つためや、義歯が乾燥して変形したり、ひびが入ったりしないように、夜寝る前には義歯を洗って、水中あるいは洗浄液中に保管します。
 義歯を外すとかみ合わせが不安定になってしまう患者さんの場合には、夜間も装着したままにしてもらうことがあります。その場合でも、少なくとも数時間程度は義歯を外して、歯ぐきを安静にします。義歯を入れたままにすると粘膜と義歯とが常時接触しているので、口の中の細菌や真菌類の刺激で粘膜が赤くなり、義歯が原因の口内炎になることがあります。夜間に義歯を外すか否かは、歯科医とよく相談することが大切です。