認知症とお口のケア
2014. 6. 1
認知症とお口のケア
加齢とともに全身機能と同じように口腔の機能も衰えてきますが、認知症の方はその傾向が強くなります。
認知症の方は、お口の手入れに関心がなくなったり、歯磨きや義歯の手入れを忘れたりと習慣化していた口腔清掃がおろそかになります。
また、虫歯や義歯の不具合を訴えられない場合があり放置されたままにしていると、食べる意欲が低下して、全身の健康状態にも影響してきます。

周りの方や介護をされる方は、食べ方がおかしいとか、習慣化していた歯磨きを忘れている・義歯の取り扱いが以前と違うなどの変化がある時は、お口の中をチェックしてみてくださいお口の中に問題があるかもしれません。
口腔ケアを行うことで、症状の進行を抑える効果がみられることが報告されています。
虫歯や歯周病の状態が重度の場合、歯ブラシを使用すると痛がられたりすることがあり介助の受け入れを拒否されるようになることもあるので、早期の治療が必要です。

認知症の症状が軽度の場合は問題なく歯科治療ができますが、症状が重度になると治療が次第に困難になってくることがあります。
早めに歯科医院で治療や、定期的な口腔ケアをしてもらうことをお勧めします。

歯が多いほど、また歯がほとんどなくても義歯による機能回復をすることで認知症の発症のリスクが抑制されると示されています。
日ごろからの口腔ケアを心がけましょう。