義歯の定期検診の必要性について
2005. 2.22
 義歯装着後、時間の経過とともに、義歯床下の粘膜の下にある骨が少しずつ吸収することにより、義歯が沈み合わなくなります。義歯が破折したり、金具が外れたりするとすぐに不具合を感じますが、骨が吸収し義歯が沈んだ事はなかなか気付きません。その結果、噛み合わせに異常がでたりします。


顎の骨が吸収し不適合になった義歯の修理

また、一部自分の歯が残っている場合は、針金のかかっている所だけ元の高さに残り、そこから遠い所は沈み、義歯が少し傾斜することになります。このようになると、針金のかかっている歯には異常な力がかかり、動揺したり、痛くなったりいろいろな病気を誘発することになります。また人それぞれの食習慣や特有な癖や歯軋りにより、義歯の人工歯(白い部分)が咬耗し、さらによく噛む側と噛まない側で、人工歯の減り方が違ってくることから、噛み合わせにずれが生じ、骨の吸収とあいまって、気がつかないうちにお口の中の義歯は、非常によくない状態になっております。骨の変化は年齢や歯を抜いた時期によっても異なり、また義歯床下の粘膜の性状や厚さが部位によって違い、その下にある骨の構造などで、噛む力の受け方が均等でないため場所によって、骨の吸収量が異なりますが、このような状態にならないためには、半年から一年に一度、定期検診を受けて、義歯の状態をチェックしましょう。


不適合な入れ歯をいれて骨が減った状態のレントゲン写真