ワルファリン(ワーファリン)服薬中の患者さんの観血処置(抜歯等)について
2015. 2.28
ワルファリン(ワーファリン)服薬中の患者さんの観血処置(抜歯等)について

ワルファリン服薬中は、観血処置時に出血が危惧されることから、以前は服用を中止して処置することが推奨されていました。しかし現在では原則、継続投与下で観血処置を行うことが望ましいとされています。ワルファリンを中止した場合には生命に危険が及ぼすような心原性脳塞栓症が生じる可能性があります。でも服用を継続して観血処置を行う場合には後出血の危険性はありますが、適切に対処することができます。
ワルファリン服用患者さんの抜歯のガイドラインではPT-INR(ワルファリンの量の調節の際に使用される、血液凝固能検査)が3.0以下であればワルファリン継続投与下で抜歯を行っても重篤な後出血は生じないとされています。当医院では、ワルファリン服用中の患者さんには自判断で薬剤を中止せず担当の内科医に必ず確認を取って頂くようお願いしています。また、歯周ポケット測定、SRP後は綿花やガーゼによる圧迫で止血が可能とされています。


ワーファリン
血液を固まりにくくする作用(血液凝固阻止作用)が強力で、いろいろな血栓症(けっせんしょう)の予防と治療に使います。効果が持続する時間は長いのですが(5〜6日)、服用してから効果が現れるまでにふつう12〜36時間かかります。肺塞栓症(はいそくせんしょう)・静脈塞栓症・心筋梗塞(しんきんこうそく)・脳血栓(のうけっせん)などの血栓塞栓症の予防と治療に用います。