オーラルディスキネジア
2015. 3.31
オーラルディスキネジア

運動障害や運動異常のことをディスキネジアといいます。
随意運動(意識して行う運動)が困難になり、不随意運動(無意識におきてしまう運動)が優勢になることをいいます。
お年寄りでは手や足だけでなく口でも起こることがあり、これをオーラルディスキネジアといいます。
症状としては、無意識に口をもぐもぐと動かして咀嚼しているような動作をしたり、舌を出したり引っ込めたり、唇を吸引したりなめ回したりします。

原因としては、中枢性の神経機構の促進と抑制のバランスが崩れて起きるのではないかと一般的には考えられています。

具体的に分類すると
*特発性ディスキネジア: 高齢者にみられる原因不明のもの
*薬剤性ディスキネジア: パーキンソン病の治療薬が原因
*遅発性ディスキネジア: 向精神薬の長期服用が原因
(高齢者でパーキンソン病の方はこれらが複合して発症します。)

【オーラルディスキネジアの治療法】
・薬物療法
(最近では心療内科の領域服用薬の調整と抗ディスキネジア薬によって、症状の軽減に効果のある治療法が出てきているようです。)
・適合の良い入れ歯を装着、虫歯の治療をして口腔内の状態を改善する
・口腔リハビリの併用
(オーラルディスキネジアの患者さんには口腔周囲筋の拘縮や機能障害が見られます。モアブラシやスプーンを使用してストレッチを行い、外部からの刺激を与えて服用薬や中枢神経系からの異常な信号の遮断を行います)