歯周病治療における定期検診の重要性
2005. 3.29
歯周病治療における定期検診の重要性
定期検診(メインテナンス)は、疾患の発症や進行を防止し、健康な状態を長期間維持するために必要であり、このことはある意味では治療以上に重要だといえます。
歯周病の原因菌はバイオフィルムという形で存在していますので、そのバイオフィルムを継続的に破壊・除去する必要があります。バイオフィルムは一度破壊・除去されても、時間が経てば再び形成されます。術前と同レベルに戻るまでの期間は、約3ヶ月といわれています。医院におけるメインテナンス治療では自宅でのブラッシングで届きにくい部位のバイオフィルムの破壊と除去を確実に行なっていきます。またその際、歯周病の状態を調べるための定期的な検査も必要です。
歯周病は静かな病気で自覚症状が出にくいのが大きな特徴です。自覚症状が出たときには手遅れで抜歯になることもあります。そのため歯周病の定期的な検査は非常に大切です。



定期検診で行なう主な処置
●問診・視診
 前回から今回までの間に口腔内や全身状態に変化がなかったかどうか、患者さんが気になっているところがないか確かめます。また、口腔内の状態を観察し、本人が気づいていない変化をチェックします。


●歯周検査
歯周病の進行の程度に応じてポケット測定、動揺度、出血、プラークスコアなどの検査を行ないます。特に問題がある部位については治療が必要です。


●X線診査
歯周組織に変化がある場合や、経過観察が必要な歯については状況に応じてX線診査を行ないます。
●口腔内写真
口腔内写真を撮影することで病状の変化を記録し、治療に生かします。
●超音波スケーラーによる清掃
 歯石の付着や出血が認められない部位でもバイオフィルムの破壊と除去を目的に行ないます。メインテナンスの処置として一番重要な処置と位置づけることができます。


●PMTC
 口腔内全体のコントロールのために、プロフェッショナルなクリーニングは有効です。