義歯のメインテナンスについて
2010.12.31
部分義歯には、残存している歯に抱きつく形の繊細な金属のクラスプ装置などがありますから、決して力を入れた手入れはしないで、丁寧にやさしく清掃してください。 その際、綿棒や、細かい部分も清掃しやすい義歯専用の歯ブラシなどの使用をおすすめします。 よく口の中に入れたまま義歯を磨く患者さんもおられますが、必ず口から外して行うようにしてください。 これもよくある例ですが、義歯を消毒と称して熱湯に浸けたり、煮沸する方もおられますが、義歯が変形しますので絶対におやめください。           
 義歯を使用する患者さんは、もちろん高齢者が多くを占めています。義歯を入れることはお口の中に非常に汚れが残りやすい状態になります。 清掃が不十分な場合、歯そのものが動揺し、周囲の歯肉の炎症や出血を伴う歯周病がかなりの頻度で見られます 。また使用している義歯の汚れも目立ちます。 義歯表面のヌルヌルや食べ物のカスは細菌の温床で、口臭発生の原因になり、さらに歯肉に悪影響を及ぼしてきます。
 このような悪循環によって、義歯や歯の周囲の汚れ即ち歯垢に存在する口の中の細菌は,ますます増殖しやすい条件が整ってきます。 手入れの極度な不備による汚れは強固に付着しており、私たち歯科医師でも閉口することがあります。 義歯の汚れの中でも、歯石のような白色もしくは灰白色の硬い沈着物が、義歯の表面に見られることがあります。 ブラシなど通常の方法での除去は困難ですが、決してカッターやナイフを使用しないでください。 傷をつけたり破損の原因にもなるからです。 必ず歯科医師による判断のもとで研磨し直してもらって下さい。 比較的簡単に、きれいになります。