レントゲンの安全性と有用性について
2004.10.17
・歯のレントゲン撮影ににおける放射線の量(安全性)
私たちは知らない内に自然界から放射線を受けています。歯のレントゲン撮影における放射線量は自然放射線の年間総量の1/100程度ですので、まったく影響はありません。
また、レントゲンを撮る際に鉛のエプロンをつけることで線量はより減少します。

・診療時の放射線の量
実効線量とは・…放射線の人体に対する影響を考えて定められた被爆の単位のことです。
 
*歯科標準撮影とは …局所を写す小さいレントゲンのことです。
*歯科パノラマ撮影とは…顎全体を写す大きいレントゲンのことです。

 上の表から、歯科治療に用いるレントゲンで被爆する量はかなり低いということがおわかりいただけると思います。私たちが受ける1年間の自然放射線量と比べてもかなり低いものです。

・放射線被爆による影響
しきい値とは…これ以下であれば人体に影響をあたえないといえる値です。

妊婦および妊娠の可能性のある女性は、とくにレントゲンの影響を心配されるかもしれませんが、歯科レントゲン撮影は胎児への影響についてのしきい値である100ミリシーベルトの2000分の1以下で行われます。また照射部位は子宮から離れており、直接子宮方向へX線が向くことはほとんどありません。鉛入りの防護エプロンを着用することによりさらにX線を1/100程度に低減するので、まず心配はありません。他の部位についても同様で心配される必要はありません。
  
・レントゲン検査でわかること(有用性)
見えにくい場所に出来たむし歯、歯周病の進行程度、歯の根の状態、骨の病気、腫瘍、埋伏歯(歯肉に埋もれている歯)など、目で見てわからない症状がレントゲン撮影をすることによって的確にわかります。(見えない部分がわかるレントゲンでの情報は患者さんの健康と診療に大変役立ちます。)

・レントゲン撮影時の注意
妊娠している方や妊娠の可能性のある方、その他レントゲン撮影について質間がある方は、レントゲン撮影の前に歯科医師に申し出て下さい。