電動歯ブラシ
2004. 4. 4
電動歯ブラシ
電動歯ブラシは、手動歯ブラシに比べ振動数が非常に多いので正しく使用すれば短時間で簡単に歯垢を除去する事ができます。機械的に歯垢を除去する従来からの電動歯ブラシと最近では音波や超音波を利用した歯ブラシがあります。

従来からの電動歯ブラシ
  歯ブラシが往復運動したり(振動数は、毎分3000〜10000)ヘッド部分が回転して(回転数は、毎分1000〜4000回転)機械的に歯垢を取り除いていきます。手で行う事をモーターを利用して効率よく行う事ができます。

音波・超音波歯ブラシ
  
音波は、振動により物と物が接触した時に発生する音の事で一秒間に振動する回数を振動数といい単位はヘルツ(Hz)といいます。人が聞こえる音の振動数が20Hz〜2万Hz(1秒間に20回〜2万回振動)でこれが音波といいこれ以上を、超音波といいます。



音波歯ブラシの振動数は200〜300Hz・超音波歯ブラシは160万Hzの振動数になります。
電動歯ブラシと同じで機械的に歯垢を除去するものですが、音波の高速振動により口の中の唾液や水に細かい気泡を作りこの気泡が歯ブラシの毛先が接していない周囲2〜3ミリの部分まで届き汚れを落とす事ができます。また、この気泡が破裂した際に、強力なエネルギーが発生し、このエネルギーが歯周病菌の繊毛を破壊する事で活動を抑制します。



音波が細菌に直接作用して頑固な細菌のつながりを破壊します。
高速で歯ブラシが振動するので汚れや着色が取れます。

電動歯ブラシ(音波・超音波歯ブラシも含む)の利点と欠点
利点 
◎短時間でブラッシングできる。
◎動かす必要がないので、疲労が少ない
◎動かしながらでないので、今どこに当たっているかしっかりわかる
◎直接細菌に作用する。(音波・超音波)
◎歯周組織への影響が少なかったり、炎症発生の防止になる機種もある
  
欠点
◎機械を使うことで満足し、当然プラークは落ちると思い込んでしまう。
◎使い方を間違えると磨耗や歯肉退縮を起こしてしまう。
◎重量が重い、振動が伝わるなど使い勝手が悪い。
◎セット価格が高く、ランニングコストもかかる。



電動歯ブラシの使用が特にすすめられる場合
◎矯正、歯周治療中の人
◎自分でブラッシングをしている高齢者、障害のある人の負担軽減
◎介護者の負担軽減
◎手用歯ブラシの指導をしても効果の上がらない場合に試してみる(不器用、興味がない、忙しい)
   
使用法 
◎歯ブラシの当て方は基本的には手用と同じ。
◎反復回転式のものは丸いヘッドを歯の付け根にフィットさせて一歯ずつ当てる。
◎音波ブラシは湿ってないと効果がないので歯ブラシはよく湿らせ、口腔内に歯ブラシを入れてからスイッチをONにする。
◎従来からの電動歯ブラシは一箇所に6〜7秒 音波歯ブラシは1箇所に1〜2秒歯に軽く当てながら徐々にずらしていきます。

使用上の注意
◎歯肉や露出した根面に圧をかけないように注意が必要。
◎手用歯ブラシよりも汚れを落とす効果はありますが、歯間ブラシやフロスを併用する事が大事です。
◎毛先の交換が大切です。歯ブラシヘッドの交換頻度は、メーカーの指定頻度に従ってください
◎電動歯ブラシは電気製品です。湿気の多いところに放置したりお風呂の中でのながら磨きは避けてください。
◎ペースメーカー等を使用している方は超音波歯ブラシを用いる際は、かかりつけの医師と相談してください。

いろんな機種が出ているので、取り扱い使用説明書はよく読んで使用してください。