薬用歯磨剤の効果
2005. 6.30
薬用歯磨剤の効果@
* う蝕(むし歯)予防歯磨剤の機能について
 医薬部外品う蝕予防歯磨剤は、化粧品歯磨剤にさらに殺菌剤、酵素、フッ素等を配合し        た歯磨剤である。

・殺菌剤・・・う蝕性細菌の表面(細胞壁)吸着し殺菌する。また歯面に吸着してぺリクルの付着を抑制し、ぺリクルに付着した細菌を殺菌するため歯垢形成抑制を促す。(塩化セチルピリジニウム、塩化ベンゼトニウム、クロルへキシジン、イソプロピルメチルフェノールなど)

・酵素・・・・口腔常在菌の一つであるS.mutansは、粘着性グルカン(デキストラン)を産生する。このデキストランが歯牙表面に付着して他の細菌を凝集させ、最終的に歯垢をつくる。デキストラナーゼという酵素はこのデキストランを分解し、歯垢の形成を抑制する。このデキストラナーゼ配合歯磨剤の臨床試験により歯垢付着量を2倍減少させたという報告もある。

・フッ化物
「耐酸性の向上」
歯牙の成分であるハイドロキシアパタイトをフッ素化してフルオリーデッドハイドロキシアパタイトに変換して歯牙の耐酸性を向上させる。
「再石灰化作用」
「酵素阻害作用」
歯垢細菌の酵素作用を阻害して、う蝕の原因となる酸の産生を抑制する。(フッ化ナトリウム(NaF)、モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP))

日本では歯磨剤に含まれるフッ素濃度は1000ppmF以下とされており、最近では市販の歯磨剤の8割にフッ化物が含まれている。市販のフッ化物配合歯磨剤のパッケージには「フッ化物配合」と明確表示しているのもあれば表示してないものもあるので成分表をみるとよい。