指しゃぶりについて
2005. 7.27
指しゃぶりについて
指をくわえたお子さんを時々見かけます。指しゃぶりは、乳児においては生理的な行為で、ごく自然なものです。母親とのスキンシップが不足していたりすると指しゃぶりが起きると言われたりしていましたが、幼児が不安や不快感を抑えたり、和らげるために行うという説もあるようです。 
指しゃぶりを放っておくと、歯並びや噛み合わせに影響をおよぼします。指しゃぶりの期間、頻度、強さの違いにより歯列不正などの影響が違ってきます。なかには、指しゃぶりをしていても歯並びや噛み合わせになんら影響が現れないこともあります。

指しゃぶりによる影響
○歯が並びきれずに歯と歯の間に隙間ができたりする、すきっ歯になる。
○指が上顎の前歯を押し出して、歯が唇側に傾斜する、いわゆる出っ歯になる。
○下顎の前歯が指に押されて内側に倒れこむ。
○指の入っている場所が部分的に上下の歯が咬まなくなるという、開咬になる。
○顎の発育が悪くなる。


          上顎前突(出っ歯)

            (開咬)

指しゃぶりをやめさせるには?
子供が意識しないで知らないうちに止められることが理想的です。そのために、子供とスキンシップをとったり、色んな話をしてあげて、子供の関心を指しゃぶりとは違うところに向けさせることがいいでしょう。例えば、子供の興味のある事に打ち込ませたり、外で思いっきり遊ばせて疲れさせたり、という感じです。
それでもやめない場合はコットンの靴下を用意します。靴下に1メートルぐらいの紐をつけて、靴下を手にはかせて、その上からパジャマを着せて寝かせます。コットンの口触りが悪いので、だんだん指しゃぶりをしなくなります。
それでもなかなか止めない場合は、矯正(歯並び専門)の歯医者さんに相談してみて下さい。指しゃぶりを止めさせる装置があります。

乳児にとって指しゃぶりは生理的行為であるし、幼児にとっては意思、欲求のひとつの表現の形であるので、無理にやめさせたり叱ったりはしないようにして下さい。多くの場合、年齢が進めば自然に止められるものです。