歯磨きについて
2005. 9.29
歯ブラシで磨けば、虫歯や歯周病が予防できると思っていらっしゃる方が多いと思いますが、ただ磨くだけでは、歯垢の除去は十分出来ません。歯ブラシの当て方や動かし方も重要です。また、歯垢は歯と歯が接する面や、歯肉の溝の中にもあります。歯ブラシは歯の表と裏、そして噛み合せの面の歯垢はある程度除去できますが、歯と歯の間まではきれいにできません。歯ブラシの他にも歯垢を除去する道具があるので、それらを使用し、自宅でのお口のケアをしっかりすることが大切です。

歯ブラシの当て方
歯だけ磨くのではなく、歯と歯肉の境目にもきちんと歯ブラシを当て、小刻みに動かしながら一本一本丁寧に磨きます。歯ブラシは市販のものや、歯科医院で売ってあるものなど色々ありますが、ブラシの部分が大き過ぎず、硬さも、軟らかめか普通ぐらいがよいと思われます。硬い歯ブラシで強く磨きすぎると、歯の根元がすれて歯が細くなったり、冷たい物がしみる知覚過敏がおきたり、歯肉を傷つけたりします。毛先の開いた歯ブラシは歯垢を落とす力が弱くなるので、1ヶ月たったら交換しましょう。
歯ブラシがきちんと当たっているか、鏡で確認しながら磨くとよいでしょう

歯と歯肉の境目に当て左右に動かします           上下に動かします


フロス(糸ようじ)
指に巻きつけて使うものとホルダーについたものがあります。指に巻きつける場合は、フロスを長めに取り、両手の中指に巻きつけ親指と人差し指で固定します。歯間に入れる時は糸をピーンと張った状態で前後に動かしながら入れます。ただ通すだけでなく、歯の側面をこするようにし、痛くない程度に歯肉の溝にも入れます。フロスは同じ所ばかり使わずに少しずつずらしながら通し、汚れてきたらフロスを巻き取り新しい部分を使います。
ホルダーについたフロスは、一回通すごとに水で洗うかティッシュで歯垢を拭き取り使います。どちらも勢いよく通すと歯間部の歯肉を傷つけてしまうので、歯と歯が接する面を通過したらふっと力を抜くようにします。

糸は間隔を短めにして持ちます           歯面をこするように通します


歯間ブラシ
歯と歯の隙間や、ブリッジ(金属の冠が歯と歯で橋のようにつながっているもの)などがあるとき使います。ただ通すだけでなく、入れる角度を変えて歯面によく当たるようにします。歯の外側と内側の両方から通すと、より歯垢除去率が高いです。歯間ブラシは色々なサイズがあります。自分の歯間にあったものを使いましょう。サイズは、歯間ブラシを通した時軽く抵抗があり、スムーズに通過するものがよいでしょう。毛先が寝てきたら交換の時期です。

歯磨きをしっかりできるようになるのは、意外と難しいものです。どういうふうに使うのか、何を使えばいいのか分からない時は、かかりつけの歯医者さんで詳しく聞いて説明してもらいましょう。自分に合った歯ブラシや、フロス、歯間ブラシを使用することが、歯磨きをマスターするコツです。