タバコの害について@
2006. 6.30
たばこの害について@

たばこの煙に含まれる3大有害物質と言えるのがニコチン、タール、一酸化炭素です。
たばこ1本から出る煙の中には平均で、ニコチン0.1〜2.0mg、タール10mg、一酸化炭素 20〜30mgが含まれています。
ニコチン
ニコチンは精神作用を持ち、「毒物及び劇物取締法」に明記されている毒物です。強い神経毒で、中枢神経や末梢神経を興奮あるいはまひさせます。青酸に匹敵する毒性を持ち、極めて短時間に吸収されます。
ニコチンには、中枢神経興奮・抑制作用や、血管収縮、心拍数増加などを引き起こす作用などがあり、現在では依存性薬物と認められています。
ニコチンは口腔粘膜、気道、肺、皮膚から吸収されます。
気道から入ったニコチンは約8秒で脳に到達します。脳には有害物が入らないように関門(脳血管関門)が設けられていますが、ニコチンはこれを容易に通り抜け、脳内の快楽をもたらす部位に作用することが分かってきました。これがニコチン依存につながると考えられます。
タール
タールには発がん作用があり、発ガン物質が60種類以上も含まれています。
一酸化炭素
人間が呼吸によって取り入れた酸素は、血液中のヘモグロビンによって体中に運ばれます。
ところが一酸化炭素は、ヘモグロビンと結び付く力は酸素の 200倍以上と非常に強力で、ヘモグロビンと結び付いてカルボキシヘモグロビンとなります。これによってヘモグロビンの酸素運搬能力は低下し、体内の酸素欠乏が引き起こされるわけです。

たばこの煙からは、現在分かっているだけでも4000種以上の化学物質が発見されています。そのうち、有害であると確認されている物質は 200種を超え、発ガン性物質は60種以上あります。
たばこの煙はたばこ自体を透過して喫煙者が吸い込む主流煙と、たばこの点火部から立ち昇る副流煙に分かれます。
有害成分の量は副流煙の方が多く、喫煙者の周囲の人が煙を吸い込んでしまう受動喫煙が問題視されるようになったのはこのためです。

「主流煙を1とした副流煙の有害度」
・タール    .3.4倍   ・一酸化炭素 .47倍   ・アンモニア .46.0倍
・ニコチン   .2.8倍   ・二酸化炭素 .1.3倍