介護を必要とする場合の口腔ケア(清掃)
2006.10.29
介護を必要とする人の場合、麻痺した口腔器官に対して少しでも運動や感覚が健康な状態に近づくような試みが必要になってきます。
片麻痺などのために清掃できない人は家族などの協力が必要になってきます。口腔ケアを日常生活の中のリハビリと考え、患者さんの残余機能を生かすような方法を工夫します。
 ・本人が、どうしても磨けないところは介助します。
 ・誤嚥を起こさないような体位をとります。

 ・健側の手で歯ブラシを握らせます。握り難い場合は歯ブラシの柄にラバーグリップなどを巻き太くするなどの工夫が必要です。

・口唇麻痺のある場合、唾液がたれるので首にタオルを巻くなどして衣服が汚れないようにします。
・歯肉に知覚麻痺がある場合は、歯磨きの毛先で歯肉を傷つけることがあるので、歯磨きの力に注意します。
・家族が介助する場合、家族の中には本人のお口の中の状況をご存知ない方が多いので、家族に口腔内を観察してもらい歯が残っているか、入れ歯が入っているか、歯肉が腫れていないか、むし歯があるか無いかを把握してもらう必要があります。
認知症で口腔ケアを拒否する方に対しては認知や不安および恐怖・口腔組織の過敏などがあるために拒否していると思われますので、認知の程度にもよりますができるだけ頻回に口腔ケアを行い口の中を触れられることに慣れさせることが必要です。毎日の日課として行い生活習慣として馴染ませます。また、行うときは個人のペースで行い口腔ケア時には声かけなどしながら、けっして介護者のペースで行わないようにします。
全介助の場合。全身および口腔内の状況を観察しつつ、相手を疲れさせないように行います。