睡眠時無呼吸症候群について
2006.10.31
     睡眠時無呼吸症候群について

いびきを習慣的にかいている人は2000万人以上いるといわれています。そのうちの約10%の200万人が寝ている間に何十回も呼吸が止まってしまう睡眠時無呼吸症候群だといわれています。
十分な睡眠こそ健康の源です。ところが、いびきをかいているのは眠りが浅い証拠で、その代償として日中の眠気をもたらし、仕事の能率低下や居眠り運転事故を起こすなど、社会生活にさまざまな支障をきたしています。また、長期にわたっていびきをかいたり、無呼吸が続きますと、高血圧、不整脈、心臓病、脳血管障害、糖尿病などを誘発したり、記憶力や思考力の低下をまねきます。ですから習慣的にいびきをかいている人は一刻も早く治療を始めることをおすすめします。

睡眠時無呼吸症候群の3つの分類
 睡眠時無呼吸症候群は、「中枢型睡眠時無呼吸症候群」と「閉塞型睡眠時無呼吸症候群」、両者の混在する「混合型睡眠時無呼吸症候群」の3つに分類されています。

・中枢型睡眠時無呼吸症候群
 延髄にある呼吸中枢から呼吸筋に対しての刺激が停止してしまい、呼吸運動そのものが全く無い状態。つまり、口や鼻からの息だけでなく、胸部や横隔膜にも呼吸している形跡が無いものです。呼吸中枢になんらかの障害が起きていることが原因と考えられます。

・閉塞型睡眠時無呼吸症候群
 気流停止と言って口や鼻からの息はしていないものの、胸部や横隔膜は呼吸しようと活動しているもの。気道が閉塞してしまうことが原因で、肥満や舌の肥大、咽頭部の障害などによって起こります。

・混合型睡眠時無呼吸症候群
 中枢型の無呼吸から始まって閉塞型の呼吸再開にいたるパターンを繰り返すものです。

これらの定義上の分類ですので、完全に独立しているわけではなく、同じ人がひと晩の間にこれらのパターンを混合して繰り返すこともあります。この三つのなかで最も多いのが
閉塞型睡眠時無呼吸症候群で、全体の90%以上を占めています。