噛んで鍛える脳
2006.11.26
よく噛むことは、認知症、ストレス、生活習慣病などの予防に直結しています。歳をとったから柔らかいお粥で良いというのではなく、歳をとればとるほどよく噛んで唾液を出して、体の細胞を増やすEGF(上皮成長因子)を出さなければいけません。噛むということはストレス物質の増加を抑えるという効果もあります。柔らかくておいしいものや噛まなくても食べれるものはたくさん食べ過ぎて、肥満や生活習慣病になる恐れがあります。
だから、一口30回しっかり噛んで食べるようにしましょう。

EGF・・・唾液ホルモンのひとつで皮膚を若々しくする作用があります
実証
1995年に心理生理学エス・エー・ニーパー氏らがラットの運動量を増やすと、記憶を司る中核神経が活性化することを世界で初めて証明されました。その後前日本咀嚼学会理事長斉藤滋先生が『噛む事は記憶に関わる脳を活性化させる』ということを実験により確認されました。ガムを2分間ほど噛んだだけで特に高齢者ほど記憶能力がアップしたという結果がでました。
実例
95歳の祖母は残っている歯が2本あとは入れ歯使用ですが、食事は特別なものではなく家族と同じ和食中心の栄養のバランスがとれた食品をゆっくり食べています。お肌もツヤツヤ記憶力もいいようです。そしてよく笑い健康を維持しています。
図1は Penfield G(1950)が電気的刺激実験で明らかにした大脳皮質の機能分担を表しています。


図1