歯周病と早期出生低体重児
2007. 1.31
歯周病と早期出生低体重児

1996年アメリカの妊婦や出産後の母親を対象にした調査では、重度の歯周病のある妊婦は健全な口腔状態の人に比べ早産で低体重の赤ちゃんが生まれる率は5.9倍、初産での比率は6.7%に達していたと報告されています。
また、歯周病の原因になる細菌も早産だった人の方が高い頻度で見つかっています。
それを裏付けるように鹿児島大学の研究調査で、産婦人科に通院中の妊婦と、産婦人科に、原因不明の切迫早産のため入院中の妊婦を対象にした調査で、切迫早産であった妊婦は、そうでなかった妊婦と比較して口腔内の状態が良くなく また切迫早産であった妊婦で、その後早産になった人では、切迫早産から生期産への経過をたどった妊婦より口腔内の状態が悪く、歯周病原性菌の割合、血中サイトカインレベルが有意に高い数値を示したと報告があります。
歯周病の悪化により歯の周囲組織から出される炎症物質であるサイトカインの血中濃度の上昇が何らかの形で子宮収縮などを誘発していることもわかってきています。
このことから歯周病が早期出産低体重児の出産に深く関与していることが、示唆されています。



結婚、出産を考えている方や、妊娠に気づかれた方は、歯科医院でのお口のチェックや指導、処置を受けてください。
なた、女性ホルモンの影響で男性と比べ、お口の中の状態が不安定になりますので、普段からお口の管理に気を使うことが大切です。