ウェルデンツとは
2013. 5. 7
ウェルデンツは近年開発されたポリプロピレンを主成分とする新しい歯科材料です。通常の入れ歯に使われているレジンに比べて、数倍の弾力性と強度があり、しかも水に浮くほど軽量です。また、ウェルデンツは水分を吸収することがほとんどないため、変色や変形にも強く、臭いもつきにくいといわれています。
ポリプロピレンは軽量で耐熱性が高く、弾力性や対薬品性にも優れているのが特徴です。身の回りではペットボトルのキャップなどに使用されています。

<ウェルデンツと入れ歯の比較>
通常の入れ歯は、歯に金属のバネを付けて固定していますので、見栄えの問題や、頬や唇に対する違和感などの問題があります。
ウェルデンツは、バネを薄くしても割れたり折れたりしにくいといわれているため、通常の入れ歯よりも違和感が少ないといわれています。さらに色が白くできるため、金属のバネと比較すると目立ちにくいです。



<ウェルデンツとブリッジの比較>
ブリッジは歯が無い部分の両隣の歯を大きく削って、繋がった被せ物により作られていますので、場合によっては健康な歯を削ることも多々あります。
ウェルデンツは入れ歯のようにバネで固定するタイプですので、両隣の歯を ほとんど削ることなく製作が可能です。(バネを掛ける歯の状態によって歯を削るなどの処置が必要になる場合もあります)



ただしウェルデンツにはブリッジに比べて欠点もあります。
・基本的には入れ歯の一種ですので、毎日外して洗う必要があります。
・ブリッジの場合、セラミックで作ると自分の歯と同じような複雑な色で作ることが可能です。しかしウェルデンツは、製作の工程の関係で、様々な色を混ぜることができませんので、基本的には歯の色に近い4色からの選択になります。
・材質的な欠点としては、他の素材と比べると摩耗性が高い素材です。表面が使っているうちに多少のザラツキが出てきます。

※ ウェルデンツには適応症がありますので、口腔内の状態や歯牙の状態によっては適応でない場合もあります。