『寝たきり老人のお食事』
2007.10.28
高齢化社会に伴ない松井歯科医院の患者さんも自宅で寝たきり老人の介護をされている方が多くなりました。またペルパーのお仕事をされている方も多いようです。高齢者にとって『食』は、それ自体が生きがいになるとともに、食事を共にすることで人間関係を豊かにする場を提供する機会ともなります。

・・・寝たきりになってしまった場合の食事の姿勢・・・
摂食・嚥下機能が低下して誤嚥がある場合には寝たまま食べさせると危険です。
枕を使用してリクライニングの姿勢で30度から60度くらいがいいといわれています。


図1
図1は、厚生労働省・農林水産省から出ている食事バランスガイドです。歯がなくても歯ぐきで咀嚼して栄養素をしっかりとっている人はいますが、多くの人は歯がなくなると噛む必要のある食べ物は敬遠するようになります。寝たきりになると食欲も減退するので@味・香りをはっきり強めにしたりA唾液産生食品(乳製品やヨーグルト)をとりいれたりB本人の好きなものを中心にメニューを考えましょう。

表1 高齢者に必要な栄養と食品例
たんぱく質・・牛乳、チーズ、魚、大豆
炭水化物・・・ご飯、パン、麺類
脂質・・・・・植物油、脂身の多い食品
カルシウム・・牛乳、ヨーグルト、きな粉、ひじき
鉄・・・・・・レバー、あさり、ほうれん草、もずく
ビタミン・・・カボチャ、ニンジン、春菊、果物
食物繊維・・・さつまいも、かぼちゃ、オートミール