睡眠時無呼吸症候群の原因と症状について
2008.10.31
●睡眠時無呼吸症候群の原因
睡眠時無呼吸症候群は、上気道(空気の通り道)が閉塞することにより起こります。閉塞の原因は、首周りの脂肪の沈着、扁桃肥大、アデノイド、気道へ舌が落ち込む、舌が大きい(巨舌症)、鼻が曲がっているなどがあげられます。また、欧米人の睡眠時無呼吸症候群の患者さんは肥満している人がほとんどですが、日本人の中には顎が小さい(小顎症)ため、気道がふさがれやすく、やせているのに無呼吸症候群である方もいらっしゃいます。 ですので、睡眠時無呼吸症候群の患者さん全員が太っていると思うのは間違いです。

■肥 満

肥満になると、気道にも脂肪がつき狭くなってしまうため、息を吸った時に気道の壁も一緒に吸い寄せられて閉じやすくなってしまいます。

■気道の狭い人

肥満と同じ理由です。首が太くて・顎が小さいなどという外見上の特徴のある人が気道が狭いと言われています。
■その他の疾患が原因の場合
・慢性の鼻閉
・内分泌疾患(甲状腺機能低下症、末端肥大症、糖尿病など)
・変性疾患(筋緊張性ジストロフィー症、脊髄小脳変性症など)

●睡眠時無呼吸症候群の症状
■睡眠中の症状

いびき
いびきの程度は様々ですが、動物のうなり声のように激しいこともあります。 いびきの繰り返しの後に、10秒以上、時には60秒以上無呼吸状態となり、その後再び激しいいびきとともに呼吸が再開します。


■日中の症状

居眠り
無呼吸のために眠りが中断され熟睡できず、どんなに長く眠っても脳は十分休むことができないため、昼間ひどい眠気に襲われます。このため1日中頭がボーッとし、耐え難い眠気に襲われ、無意識に眠ってしまうのです。
睡眠中に呼吸が止まることにより、体の中に炭酸ガスがたまります。そのため、起床時に頭痛を感じることが多くなったり、目覚めのスッキリ感がなくなったりします。
心・血管系異常 無呼吸になると酸素が体に行き渡らないため低酸素血症になります。さらに高血圧、心筋梗塞、肺高血圧、心不全などの合併症が起き、その結果不整脈が起きて、睡眠中の突然死につながります。

■人格変化

oイライラして興奮しやすい。
o小さなことで文句を言ってしまう。
o小言が多くなる。
o怒りの感情を抑えられなくなる。
oやる気が無くなって、うつ状態になる。