インプラントの長期メインテナンス
2009. 8.27
インプラント治療においては上部構造装着時点からのメインテナンスが重要になってきます。
装着後から定期的に来院してもらい、プラークコントロールの状態、粘膜の状態、上部構造の状態などを注意してみていきます。特にインプラント周囲炎の場合、患者さんの自覚症状があまりなく進行してしまうことが多いので早期に発見することが大切です。
その簡単な方法としてインプラント周囲組織を綿球で軽く押し、排膿の有無や浸出液の量を確認します。残存歯に中等度以上の歯周疾患がある場合は、プラークコントロールに加え咬合状態にも注意していきます。また、歯ぎしりによる過重負担は上部構造やスクリューなどの破折原因となるので、定期的な咬合チェックやナイトガード作製などの対策が大切です。その他にも、喫煙による免疫力の低下なども感染に対するリスクが高くなるので、インプラント治療部位だけでなく全身的な観察を心がけていきます。きちんとしたメインテナンスを続けることでインプラントの生存率が上がり、長期にわたり安定した状態で維持していくことができます。

長期メインテナンス時のチェック項目

炎症のコントロール
・プラークコントロールの状態
・歯肉のチェック
・X線写真
力のコントロール
・咬合チェック
・補綴装置のチェック
その他
・薬による唾液の量や質の変化はないか
・免疫力の低下で病気になっていないか
・運動機能の衰えや視力低下などによって清潔の意識低下がないか