歯肉の変化が意味するもの
2008. 6.26
歯周治療にあたり歯肉を肉眼的に観察することにより、炎症なのか外傷なのか、軟らかい歯肉か硬い歯肉なのか、歯肉のタイプをつかみまた病状の進行による歯肉の形態変化を予測することができます。
@歯肉の色の変化 A腫脹、肥厚による形態の変化 B歯肉退縮C出血・排膿の有無 D性状(浮腫性、線維性)などの変化を見逃さないことが長期のわたる歯周治療において大切です。



特徴
歯肉の炎症は付着歯肉にまで及ぶことが多く、炎症のみられる辺縁歯肉や歯間乳頭は退縮傾向にあり歯根が露出します。プラークや歯石の沈着量も増加する。また歯牙の病的動揺が起こります。





特徴
歯肉の炎症は歯間乳頭、辺縁歯肉、付着歯肉のすべてにまで進行し重症化します。プラークや歯石の沈着量も増え不潔なイメージとなります。動揺も大きくなり歯の病的移動も起こります。







特徴
ゴツゴツと硬くて肥厚した歯肉です。歯肉は赤いというよりも薄い白っぽい色を呈しているので炎症症状がわかりにくく、形態に変化が出にくいため治療に対する反応が悪く感じます。






特徴
ブヨブヨとした軟らかい歯肉です。プラーク性歯肉炎によく見られる炎症形態です。原因除去により発赤、腫脹は消失しやすいが歯肉退縮が起こりやすくなります。









特徴
メラニンによる色素沈着、歯肉の線維化がみられる。タバコの熱やニコチンなどの影響で歯肉の血管収縮、循環障害、抵抗力の低下により組織破壊が進みます。





特徴
歯間乳頭部に主にみられ、カルシウム拮抗薬などの薬物性歯肉肥大のほか口呼吸などでもみられることがある。ブラッシングだけでは改善しにくい場合は外科処置で切除します。