炭酸ガスレーザーについて
2009. 5.29

レーザーはとても強いエネルギーを持つ光です。太陽光や照明器具などの光とは異なり拡散せず、エネルギーを一点に集中させることができます。
レーザーは当てた部分にすべて吸収され、そこで熱に変わります。当てた部分の表面だけに作用し、熱はすぐに逃げていくため、安全性もあるといえます。身近なものではテレビのリモコンやスーパーのレジなどでもレーザーが使われています。
レーザーは歯科治療のほかにも外科、耳鼻科、眼科など多くの医療分野で応用されています。炎症や痛みを和らげるのにも効果を発揮します。


主なレーザーの作用、効果としては
@ 出血を止める
レーザー当てた熱によって毛細血管が塞がれ出血を止めます。また歯を抜いたあとにレーザーを当てると、血液中のタンパク質が固まり、血餅ができます。この血餅が蓋の役割をして、血液が流れ出るのを防ぎます。
A からだの組織を溶かす
高温であるため、からだの組織を瞬間的に焼いたり、溶かしたりすることができます。高温になるのはごく狭い範囲で、周囲の組織には影響を与えません。
B 歯を硬くする
レーザー治療器の種類によっては、エナメル質を硬くすることができます。また象牙質の有機質を焼き飛ばして、表面を硬い無機質に変えることもできます。
C 殺菌
レーザーの熱エネルギーで細菌を撃退することができます。症状の再発や悪化を防ぐこともできます。

例:知覚過敏
  歯を磨いたときや冷たいものを食べたときに“しみる”という症状の知覚
  過敏症。これはエナメル質、象牙質が薄く、弱くなってしまっていて、歯
  の神経を刺激することで起きます。レーザーを当てることで象牙質を溶か
  し、歯髄に蓋を作るので、しみや痛みを防ぎ、神経を保護します。

例:口内炎
  レーザーの作用で粘膜表面を白濁させ、凝固膜を作ることで痛みの緩和や
  殺菌、消炎をすることができます。
術前


術後