シーラントとは?
2004. 2.27
奥歯のかみ合わせの面には、小さな溝があります。この溝は深く様々な形態をしています。この溝の中の歯垢の除去は困難で、ハブラシだけでは不十分な場合もあります。そして歯垢がたまったままになると虫歯になります。シーラントとはその溝に歯を削らずにシーラント剤という歯科用の薬をつめて、歯垢の侵入を防ぎ清掃性をよくして虫歯の予防や進行の抑制を行ないます。


シーラントの適応は?
小児や幼児の虫歯になる危険性が高い歯に適応します。
1. 萌出して間もない永久歯(大人の歯)
歯の表層のエナメル質が幼弱で、歯垢により脱灰されやすい。乳歯と永久歯の混ざった歯並びの時期は、清掃が困難であったり、年齢的におやつを食べたりする回数が多いので虫歯になりやすいです。
2、第一大臼歯(六歳臼歯)
生えてくる期間が1年から1年半と長くかかり、生えてくる途中で歯肉の一部がかみ合わせの面を覆う形になり歯垢の侵入を避けることが難しく、歯垢の除去が困難で虫歯になりやすいです。

シーラントの手順
1. 咬合面(かみ合わせの面)の清掃
超音波ブラシを用いて歯の溝をきれいにします。
2. 酸処理
エナメル質に酸処理を行い、表層に目に見えないミクロの凹凸を作りシーラント剤との物理的な結合をさせます。
3、シーラント剤を入れる
4、光重合
特殊な光をあててシーラント剤を硬化させます。



シーラントを行なったからといって絶対虫歯にならないということはありません。自宅でのホームケアが必要です。特に小さなお子さんは自分の歯磨きだけでは、十分な歯垢の除去が出来ず虫歯になりやすいものです。保護者の仕上げ磨きや定期検診が重要です。またフッ素を定期的に塗布することも、虫歯の予防に大きな役割を果たします。