タバコの害についてB
2010. 5.27
〜喫煙者は治りが悪い!〜

歯周病治療

歯周病治療では、初期治療でのスケーリング、ルートプレーニングや小手術である外科的療法などが行われます。しかしながら、たばこの害@、Aで述べた様々な影響によりいずれの治療においても喫煙者では予後が悪い(治りにくい)というデータが報告されています。すなわち、喫煙者では歯周ポケットの減少や歯周組織の再生といった、治療による改善効果が劣ってしまいます。また、治癒反応は喫煙量の多さに比例して悪く、抗菌剤の効果も喫煙者の方が非喫煙者よりも低いことが知られています。

歯肉に覆われた歯根に付着した歯石や毒素は麻酔下で除去する場合があり、喫煙者においては治癒効果を上げるためにも禁煙が必須である。

インプラント治療

インプラント治療ではインプラントと骨との結合に血液の供給が重要となりますが、喫煙者では血管収縮等により十分に行き渡りません。また、術後の感染や創傷治癒の遅れといった問題も起きやすくなります。さらには、治療後の追加調査でも、喫煙者ではインプラント周囲の組織に炎症が起き(インプラント周囲炎)非喫煙者に比べ骨の吸収が進んでいることが報告されています。その結果として喫煙者ではインプラント脱落の確率が高まってしまいます。

インプラント周囲炎による骨の吸収が見られるもの