ブラキシズムについて
2010. 5.31
ブラキシズム
いわゆる「歯ぎしり」のことで、咀嚼筋群がなんらかの理由で異常に緊張し、咀嚼、嚥下、発音などの運動とは無関係に(食物の存在しない状態で)上下の歯を無意識的にいろいろな方向でかみ合わせることをいいます。
このかみ合わせは、3つに分けられます。
1)グラインディング;歯ぎしりのことで、下あごを強く前後や左右にずらしてこすり合わせる習癖で、主に就寝中に生じます。特徴としては、キリキリという歯ぎしりの音と咬耗(前歯の切端や臼歯のかみ合わせの面が咬むことにより磨り減っている状態)が見られ
ます。  
2)クレンチング;くいしばりともいわれています。上下の歯を強くかみしめる習性で、昼夜問わず生ずる可能性があります。特徴としては、特別な音や咬耗がみられないので、他覚的な症状からは診断がしにくいです。しかし、患者さんの訴えにより容易に判断できます。
3)タッピング;上下の歯をカチカチと連続的に、しかも速くかみ合わせる習癖をいいます。
 
ブラキシズムの結果、咀嚼筋の異常緊張による疲労性の痛み、顎関節の痛みや機能障害を起こし、また咀嚼筋のみならず顔面、頭、肩などの筋群にも緊張が波及して、頭痛や肩こりなどの症状が現れることもあるので注意が必要です。