上顎洞炎
2010. 7.31
上顎洞炎とは「副鼻腔炎」の一種で、鼻の横奥の辺りにある「上顎洞」という骨の中の空洞に、炎症が起こっている状態のことです。一般的には「蓄膿」「蓄膿症」とも言います。
上顎洞は鼻の穴と繋がっているので、風邪などで鼻の粘膜に炎症が起きると、それが上顎洞まで波及して上顎洞炎になることがあります。
また、奥歯(特に上顎第一大臼歯)の虫歯が上顎洞炎の原因となることもあります。
奥歯の根っこは上顎洞に非常に近いので、奥歯の根っこに感染している細菌が上顎洞にまで侵入してしまい、上顎洞炎になってしまうこともあります(歯性上顎洞炎)。

上顎洞炎の主な症状としては、鼻づまり、頭痛、歯の痛み、目の奥のほうの痛み、鼻からウミが出るなどがあります。

鼻粘膜の炎症が原因の上顎洞炎(蓄膿)の場合には、投薬によって治療を行うこともありますが、歯性上顎洞炎の場合は、原因となった奥歯の根の治療または抜歯が必要となります。また、抜歯を行うと抜歯の穴と上顎洞が繋がるので、その穴から洗浄剤を入れて上顎洞の洗浄を行うこともあります。抜歯の穴は小さい場合は自然に塞がりますが、大きい場合には穴を塞ぐ処置が必要になります。
重度の上顎洞炎(蓄膿)の場合には、外科的な手術が必要となることもあります。