歯磨き粉の顆粒について
2010.10.18
患者さんのメインテナンス時、歯肉の溝に白い粒が入り込んでいるのを見かけます。尋ねると、テレビのCMでよく見かける歯磨き粉を使用しているとのことでした。
気になったのでメーカーに問い合わせして回答をいただきました。

問1 顆粒の成分と大きさは?

答え 顆粒は、一般的な歯磨き粉の成分の一つである炭酸カルシウムを造粒したもので、顆粒の大きさは250ミクロンですが歯ブラシで細かく砕けるように設計されています。
顆粒は不活性なもので、極めて安全性は高いと考えております。

問2 歯肉溝に残っても大丈夫なのか?

答え 一部の砕けた顆粒が歯肉溝に入るということはあるようです。一般的に歯科医院通院前には歯を磨く方が多く、直前に使用した歯磨き粉の顆粒がまだ残っている影響もあるかと推察いたします。
社内の歯科医師や歯科衛生士とともに、顆粒の残存性について確かめております。その結果、程度の違う歯周ポケットの深さをもつ方でも、ポケットに入った顆粒は最終的には無くなることを確認しております。無くなるには、個人差があります。
との回答をいただきました。

しかしながら、重度の歯周病患者の方では、そのような確認は行っていないとも書いてあり、顆粒がもし溶けずに長時間残った場合、炎症の引き金になる心配もあります。
歯科医院には、顆粒の入っていない歯磨き粉などもあります。歯磨き粉は何を使えばいいいの?と悩まれている方は、歯科医師や歯科衛生士に相談してみて下さい。



定期的にメインテナンスに来られている患者さんの前歯です。左の写真はいらしてすぐお口の中をチェックした時のものです。右の写真は歯周ポケットを触ったら出てきた歯磨き粉の顆粒です。