歯周病と糖尿病
2013.11.30
「糖尿病と歯周病」
        −糖尿病患者さんにとって歯周病治療が非常に重要―
 糖尿病は、喫煙と並んで歯周病の2大危険因子です。また、歯周病は、腎症、網膜症、神経障害、抹消血管障害、大血管障害に次いで、第6番目の糖尿病合併症とされています。
日本人の糖尿病人口(20歳〜79歳)は、1067万人(成人人口20歳〜79歳9534万人)で、糖尿病有病率は、11.20%(2011年のデータ:国際糖尿病連合IDF)と発表されています。
 車の保有台数と脂肪摂取量の増加に伴い、1970年ごろから糖尿病有病率は上がり続けています。過剰栄養摂取と運動不足により糖尿病が増加しているのが現状です。
歯周病と糖尿病の進行には相関があるといろいろな学会で発表されています。
重症の歯周病を治療することでヘモグロインA1cが1%の改善効果があれば、糖尿病患者さんにとっては、手足の切断を40%、失明(網膜症)の原因となる細小血管の障害を30%心筋梗塞の発症を14%、脳卒中の発症を12%予防できる効果があると英国の疫学調査で研究データが出されているようです。世界のどこかで30秒に1人が糖尿病により下肢切断されているのならば、もっと糖尿病を理解し、早期に治療、予防・進行抑制したいものです。まずは、歯科受診で歯周病の進行状態を把握しましょう。


ヘモグロビンA1cとは



血糖コントロールと指標と評価