歯科で使用されるコバルトクロム合金について
2013. 5.30
コバルトクロムの特徴としては、磨耗しにくい・高温に耐える・腐食されにくいという長所があります。人体に無害のため、コバルトが主成分であるバイタリウム合金が虫歯の治療に使用され、コバルトクロム合金は、金属床義歯(入れ歯の主要な部分を金属で作った入れ歯。口内の粘膜に接する部分。)として多く使用されています。本院ではインプラントの上部構造にも使用しています。






コバルトクロムの短所としてはアレルギーの可能性です。コバルトは人間が出す汗の中の塩素イオンにより溶け出されるため、コバルトアレルギーの人は触れた部分がかゆみ、発疹などが起こり、かぶれたりします。ニッケルアレルギー患者の半数以上の人にコバルトアレルギーがあると報告されています。




 コバルトクロムは安定した供給が可能な金属なので、価格の高騰や材料不足が起こりにくく、見ためもきれいです。材料的には扱いにくいものですが、コバルトクロムを使用した修復物は増えることになるかもしれません。